ミネラルウォーターとは?農林水産省が定めた基準・定義を解説!
今市場に出回っているミネラルウォーターは1000銘柄を超えています。
そんなに多くのミネラルウォーターが出回っていますが、ミネラルウォーターとは詳しくはどのような水であるのか知っているでしょうか?
ここでは、農林水産省が定めているミネラルウォーター基準・定義についてわかりやすく解説していきたいと思います。
ミネラルウォーターとは?
ミネラルウォーターは水道水に比べるときれいで安心感が大きい水だと感じている方も多いでしょう。
しかし、日本の水道水はきちんと管理されていますし、安心して飲むことができる水です。
ミネラルウォーターの定義は、ミネラル分の添加及び、加熱以外の殺菌を行った水です。
水道水も安全に飲めるように処理をしてあるので、ペットボトルに水道水を入れるとミネラルウォーターと言えるのではないかと思う方もいるでしょう。
しかし、水道水とミネラルウォーターでは、安全基準を定める法律が異なります。
水道水の安全基準は、水道法で決められおり、51もの細菌の有無や成分基準値の項目をクリアしなければ水道水として各家庭に届けることができない仕組みになっています。
一方ミネラルウォーターは、農林水産省が定めている食品衛生法の基準を39項目クリアしなければなりません。
水道水よりもチェック項目が少ないですが、ほかの国に比べてミネラルウォーターの基準は厳しくなっているため、安心して飲むことができます。
水道水には消毒のために塩素が加えられています。
人体に影響がある濃度の塩素は使っていませんが、水道水の塩素の臭いが気になるかたからすれば、ミネラルウォーターは塩素臭くないため美味しいと感じるでしょう。
ミネラルウォーターには硬度の違いがある
ミネラルウォーターには硬度の違いもあります。
ミネラルウォーターは硬水と軟水があり、硬水はカルシウムやマグネシウムを多く含んでいてしっかりとして飲みごたえがあります。
軟水はカルシウムやマグネシウムが少ないため口当たりが軽く飲みやすいです。
水道水にも硬水と軟水はありますが、日本国内の水道水はほとんどが軟水です。
ミネラルウォーターはミネラルウォーター類の1種
ペットボトルに入っている水はすべてミネラルウォーターではありません。
市販されている水はミネラルウォーターだけではなく4つに分類されています。
その一つの種類がミネラルウォーターなのです。
ミネラルウォーターの種類は
- 「ナチュラルウォーター」
- 「ナチュラルミネラルウォーター」
- 「ミネラルウォーター」
- 「ボトルドウォーター」
の4つがあります。
ナチュラルウォーターは、沈殿・ろ過・加熱殺菌以外の処理をしていないものを指します。
ナチュラルミネラルウォーターは、ナチュラルウォーターのなかで、ミネラル分が天然の状態で溶け込んでいるものです。
ミネラルウォーターは、ナチュラルミネラルウォーターを元に、ミネラル分の調整を人為的に行ったものや、複数の源水をブレンドしたもの、さらにミネラル分を調整したものが当てはまります。
ボトルドウォーターは、前の3つ以外の飲料水です。
ミネラルウォーター類はどこから採れるのか?全7種の源泉について
ミネラルウォーターは地下から採れるだけではありません。
ミネラルウォーター類の源水となる水は7種類あります。
①浅井戸水
比較的浅い井戸からポンプなどで採集したものです。
井戸の水面から掘られた距離が8m以内で、そこから湧き出る地下水を浅井戸水といいます。
浅井戸水は浅い地層から掘られているため、環境の影響を受けやすい傾向にあります。
②深井戸水
井戸水面までの距離が30m以内を深井戸水といいます。
地表から受ける影響がほとんどないため、水質・水量・水温が一定しており、さらに安全性も高いのが特徴です。
③湧水
地面から噴き出している地下水で、ポンプなどで引き上げることなく自然に湧き出てきたものです。
④鉱泉水
地下水で水温が25℃未満で、鉱泉水とは、ミネラル成分と炭酸ガスを豊富に含んでいる水です。
身体が病気になった時に治癒効果を持っている水としても知られています。
欧州では鉱泉水は健康水であるという考え方があります。
⑤温泉水
地中から湧き出る水のことで、ミネラル成分が豊富に含んでおり、地層にしみ込んでいる水が地熱によって温められた水です。地下水で温度が25℃以上あるものが温泉水です。温泉法第2条に規定される硫黄などの鉱物質なとが含まれているものが温泉水ですが、温泉水として販売しているものは、引用できる状態にしてありますし、気になる硫黄のにおいも取り除かれているため、安心して飲むことができます。
⑥伏流水
河川敷や山麓の下層にある砂礫層(されきそう)を流れている、極めて浅い地下水のことです。地中で自然にろ過が行われるため、水質が良く安定しています。そのため、飲み水やお酒の仕込み水として使われます。河川敷や山麓から離れた場所にある地下水は伏流水ではありません。
⑦鉱水
ポンプなどで採集した地下水のうち、鉱物質(ミネラルなど)が含まれているものです。
まとめ
私たちは水道水やミネラルウォーターを普段口にしますが、どちらも水も安全性が高く安心して飲むことができます。
水道水として提供する為には高い安全基準をクリアしなければいけません。
そのため日本全国どこの水道水でも高い安全基準をクリアしたものだけが蛇口から出ているので安心して飲むことが出来ます。
ただし水道水は塩素を使って殺菌処理をしています。匂いに敏感な方は水道水の塩素の臭いが気になって美味しく飲むことができない場合もあるでしょう。
ミネラルウォーターであれば塩素の臭いが鼻につくことはありません。
高い安全性の基準をクリアしたものだけがミネラルウォーターとなって市販されているため、水道水と同じく安心して飲むことができます。
ただしミネラルウォーターは使い方によっては適さない場合もあります。
ただ飲むだけであればミネラルウォーターは問題なく利用できます。また料理にも塩素の香りがないため使うことで、料理の味を引き立てることができるでしょう。
しかし、ミネラルウォーターに塩素が入っていないことが逆にマイナスに働くこともあります。
水道水は塩素が入っていることで菌が繁殖することがありませんし、冷蔵庫に入れても腐ることがありません。
そのため、製氷機への水は水道水がおすすめです。
ミネラルウォーターを使うと菌が繁殖してしまう可能性があるため適していません。
硬度が高いミネラルウォーターの場合、ミネラル成分が製氷機のホースを詰まらせてしまう恐れもあります。
更に薬を飲むときにもミネラルウォーターではなく水道水が適しています。
薬の成分とミネラル成分が結合して薬の吸収が落ちてしまう可能性があるからです。
どうしてもミネラルウォーターを使いたい場合には硬度が低いものであれば良いです。
ミネラルウォーターにはいくつも種類がありますし、味や風味も異なります。
自分好みのミネラルウォーターを見つけることができれば、継続して美味しく飲むことができます。是非目的や用途に合わせてあなた好みのミネラルウォーターを見つけてみてください!
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