麦茶が水分補給に適切と言われる３つの理由を徹底解説！
「水分補給は大事」
そうわかっていても、味のない水を飲むのを苦に感じる方もおられるでしょう。
そんな方におすすめしたいのが麦茶です。
実は麦茶は水分補給に適した素晴らしい効果のあるお茶なんですよ。
今回は「麦茶で水分補給をする」ということについて、詳しくご紹介していきましょう。
麦茶ってどんなお茶？
麦茶の原料は茶葉ではない？
お茶といえば「茶葉を煎じたもの」というイメージが強い方もおられるでしょう。
しかし麦茶は焙煎した大麦を煎じたお茶ですので、茶葉が原料ではありません。
一般的には「水分補給にはお茶は向いていない」と言われているのをご存知ですか？
その最大の要因が、茶葉に含まれるカフェインに利尿作用があるためです。
飲めば飲むだけ利尿作用で水分を失う…
だからこそお茶は水分補給に向いていないと言われています。
しかし麦茶は違います。
茶葉から作るお茶ではないので、利尿作用のあるカフェインが含まれていないのです。
だからこそ、麦茶は水分補給に向いているお茶だと言えるでしょう。
ちなみに麦茶が「赤ちゃんが初めて飲む味のついた飲み物」として有名なのも、このカフェインが含まれていないからなんですよ。
麦茶にはどんな効果がある？
麦茶に含まれる3つの成分とは
麦茶には特筆すべき3つの成分が入っています。
ひとつずつご紹介していきましょう。
1：カリウム
カリウムは体内の水分量のバランス役を果たしています。
そのためむくみ解消などにも役立つ成分と言えるでしょう。
他にも細胞の代謝、酵素の活性化、神経や筋肉の動きを司るなど、大切な役割を担ってくれているんですよ。
2：亜鉛
お肌の味方、亜鉛も豊富に含まれています。
シミの原因ともなるメラニンの代謝を良くする成分としても有名ですね。
3：ケイ素などのミネラル成分
ミネラルウォーターにも含まれている成分ですが、ミネラルにはコラーゲンを育成する働きがあることがわかってきました。
瑞々しくもちもちのお肌を作る、女性に嬉しい成分です。
麦茶を飲むことで得られる健康効果とは
麦茶には特筆すべき3つの栄養素が含まれているのはわかりましたね。
しかしそれ以外にも、麦茶には嬉しい効果がたくさんあるのです。
まず麦茶には胃の粘膜を守ってくれる働きがあります。
そのため空腹時に飲めば、胃酸による胃へのダメージを軽減してくれることでしょう。
他にも血行を促進してくれる働きもあるんですよ。
血行が良くなれば代謝もアップするので、病気になりにくい体になることができますね。
そして最近注目されてきているのが、抗酸化作用が高いということです。
そのため麦茶は「生活習慣病を予防してくれる飲み物」としても評価されてきています。
ダイエットにもうってつけ！
特にダイエット中の方は、水分補給として麦茶を飲むようにしましょう。
上記で挙げたように「血行が良くなる＝代謝が上がる」という効果がありますので、減量に役立つというよりも、痩せやすい体になり、リバウンドしにくくなる効果が望めるためです。
他にも代謝が上がるということは、運動による効果アップも期待できます。
同じ運動量でも、基礎代謝が高い方がより脂肪を燃焼してくれますよね。
麦茶で水分補給をする上で気を付けたい3つのこと
1：冷えた麦茶には要注意
「麦茶は夏に飲むもの」というイメージはありませんか？
夏になるとキンキンに冷えた麦茶を飲むCMなどをよく見かけますよね。
これが何故なのかというと、麦茶には「火照った身体を冷やす」という効果があるためです。
これはあくまでも「火照った体」ですので、通常時に飲んだからといって無駄に体温を下げることはありません。
とはいえ麦茶に体温を下げる働きがあることは確かなのです。
あまりにも冷えすぎた麦茶を飲めば体温の低下に繋がり、せっかく上がった代謝を下げてしまいます。
出来れば常温で飲んで欲しいところですが、せめて冷蔵庫で冷やした程度に抑えておきましょう。
冷蔵庫に入れておいた麦茶に氷を入れて飲むことは、あまりおすすめできる飲み方ではありません。
2：麦茶は劣化が早い
先述したように、麦茶の原料は大麦です。
そのため「穀物」に分類されることになります。
茶葉ではなく穀物である麦茶は、他のお茶に比べ劣化するのが早いのです。
そのためご自宅で作られた麦茶であれば、2～3日ほどで飲み干すようにしましょう。
いくら冷蔵庫に入れておいたからといって、1週間経過した麦茶は品質の劣化により上記で挙げたような効果は低いと言えます。
3：利尿作用がないわけではない
茶葉のお茶にはカフェインによる利尿作用がありました。
しかし麦茶にもカリウムによる利尿作用はあるのです。
・茶葉のお茶：カフェイン：本来必要な水分まで排出してしまう
・大麦の麦茶：カリウム：余計な水分のみの排出
このような違いがあるので、体内に余計な水分がなければカリウムによる利尿作用が働くことはありません。
しかし一応「利尿作用がある飲み物」ということは心得ておきましょう。
麦茶で美味しく水分補給しよう
1：冷えた麦茶には要注意
麦茶が水分補給に向いている最大の要因は、茶葉ではなく大麦でできているということです。
そのため他のお茶に言われるような「本来必要な水分まで排出してしまう」というような利尿作用はなく、上手に水分を補給することができるでしょう。
また麦茶には水にはない効能も多く、健康に適した飲み物でもあるのです。
ダイエット中の方でなくとも、健康な日々を送る大きな助けとなることでしょう。
今回の情報を参考にし、ぜひ麦茶で美味しく水分補給をしてくださいね。
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