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非加熱水とは?通常のミネラルウォーターとの違いについて解説!

我々の生活に欠かせないものになってきているミネラルウォーター、最近では数多くの商品を見かけますよね。
そんな中で「非加熱水」という文字を見かけたことはありませんか?

「加熱していない水」ということはその名前からわかるものの、非加熱であることにどんなメリットがあるのでしょうか。
それに加熱した場合としない場合ではどのような違いがあるのかも気になりますよね。

そこで今回は一般のミネラルウォーターと非加熱水とで、その製造過程や効能の違いについて詳しくご紹介していきましょう。

そもそもどうやってミネラルウォーターが作られるのか?

まずは一般的なミネラルウォーターがどうやって作られるのか、その工程を見てみましょう。

1:原水チェック(微生物検査・理化学検査・官能検査)
規格に則って衛生状態が安全に保たれている採水場から地下水を採水します。
川の源流や温泉地など場所は様々ですが、もちろんその採水地によって成分が異なります。
だからこそ風味や口当たりに違いが生まれるのですね。

2:採水した原水を粗く濾過して異物を取り除く
次に枯葉や虫などの異物を排除します。
濾過は何回も段階を踏んで行われるのですが、純度の高い水にするためにRO膜と呼ばれる特殊な膜を用いることもあります。

3:さらに目の細かいフィルターで除菌する
異物が取り除けたら、今度は除菌です。
目に見えないサイズの菌も取り除ける専用フィルターを通すことで、物理的に除菌します。

4.殺菌
飲める水にするための最終段階がこの殺菌です。
日本ではミネラルウォーターの基準として、成分規格における厳しい微生物量の条件をクリアしなければなりません。
原水のままその基準をクリアするのは難しいので、ほとんどの水は殺菌処理を施す必要があります。

5:除菌、殺菌された水を容器に入れる

6:密閉

7:最終外観検査

8:梱包・出荷

この8つの工程が、一般的なミネラルウォーターの製造工程です。
これらの製造工程以外で作られたものは、ミネラルウォーターには分類されません。

例えば地下水ではないもの、地下水だけどミネラル成分がないものなどはミネラルウォーターではありませんし、他にも殺菌剤や防腐剤などの添加物を使用した場合も、ミネラルウォーターからは除外されることになります。

加熱処理と非加熱処理の違い

加熱処理の特徴

上記の製造工程の中でも、注目して欲しいのが「4:殺菌」です。
通常のミネラルウォーターの場合は、この殺菌方法に「加熱処理」が選ばれています。
これは日本の食品衛生法で以下のように定められているためです。

・85度で30分以上加熱するか、それと同等以上の熱量を加える

つまり「水に熱量を加える」という工程を必ず踏まなければ殺菌されたと認められないわけですね。

最近ではこの加熱処理の技術も進化していて、以前は「85度で30分以上加熱」しかされていませんでしたが「121℃で6秒の高温瞬間殺」という方法も取られるようになってきています。
しかしどちらにせよ「高温で殺菌する」ということに変わりはありません。

当然ながら菌は熱に弱いため、高温で加熱することは最も安全で安心だと言えます。
ただこの方法だと水の成分にも影響が出るのです。

その量はごくわずかではあるのですが、水の中の酸素や炭酸ガスが失われることになります。
またそれと同時にミネラル分も減りますし、変質する可能性があるとも言われているのです。

安心安全ではあるものの、成分は原水の頃よりも劣ってしまう。
これが加熱処理がされている通常のミネラルウォーターの特徴です。

非加熱処理の特徴

では非加熱水の場合はどうでしょうか。
冒頭でも言ったように「加熱していない水」です。
でもこれだと「熱量を加える」とされる食品衛生法に触れてしまいそうに感じますよね。

しかしご安心ください。
食品衛生法でなぜ熱量を加えなさいよと言っているのかというと、それは規定の成分量にしなければならないからです。

厚生労働省が規定している成分の一部を見てみましょう。

ジブロモクロロメタン 0.1 ㎎/l以下であること。
臭素酸 0.01 ㎎/l以下であること。
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 10 ㎎/l以下であること。
総トリハロメタン 0.1 ㎎/l以下であること。
参照元:厚生労働省

ふむ…。
筆者にはこれっぽっちも理解できない項目が山のように並んでいます。

要は「上記の規定に達するために熱量を加えなさいよ」ということです。
つまり「上記の規定に達するかどうか」が肝心だということですね。

そこで厚生労働省も認めた殺菌方法が「非加熱殺菌」です。
これは加熱するかわりに、オゾン殺菌や紫外線殺菌などを使い殺菌します。

非加熱殺菌の最大のデメリットはコストがかかることでしょう。
採水する場所はもちろん、工場や設備にも非常に厳しい規定が存在するため、それらを用意するだけでもお金がかかってしまいます。
そしてようやく基準を満たした設備を整えても、今度は殺菌方法そのものにも高いコストがかかるのです。
生産すること自体にコストがかかる方法であるため、非加熱水も通常のミネラルウォーターに比べ高額になりがちです。

しかし非加熱水であることのメリットももちろんありますよ。
それが成分面です。

先ほど厚生労働省の規定を少しご紹介しましたが、非加熱水はそれを通常のミネラルウォーターよりも高い水準でクリアしているのです。
通常のミネラルウォーターよりも「生きた天然水」と呼べるでしょう。

そんな生きた非加熱水は、腸の粘膜を健康にしてくれる効果があります。
腸が正常に働くことは体の免疫力アップにもなりますので、様々な健康効果が望めるのです。

加熱殺菌してしまうと水の構造が変化してしまうことは先ほどお伝えしましたが、それは水による体の働きを調整する生理活性能力が失われてしまうことでもあるのです。
つまりコストはかかるけれど、体に良いのは圧倒的に非加熱水なのです。

ちなみにですが、ヨーロッパの水として「ナチュラルミネラルウォーター」というものも存在しますよね。
これらには日本の食品衛生法が適用されてはいないので、いかなる殺菌処理もされていません。
「外国のお水を飲んだらお腹を壊した」なんて話をよく聞きますが、それがそのまま販売されているのです。

もちろん販売することは国も認めていることですので問題はないのですが、日本人には合う人と合わない人がいるのも事実です。
1度でも体に合わないと感じたのであれば、多用するのは控えるようにしましょう。

そして我々の身近にも非加熱水があるのですが、何かわかりますか?
水道水です。水道水も非加熱水に分類されるのです。

しかしご存知のように、水道水は決して健康に良いお水ではありません。
何故なら大量の塩素が投入されているからです。
本当に体に良い非加熱水を飲みたいのであれば、やはり「非加熱水」と書かれている商品を購入するのが1番ですよ。

まとめ

ここまで非加熱水と通常のミネラルウォーターの違いについてご紹介してきました。
最後にそれらをまとめてみましょう。

【ミネラルウォーターの製造工程】

  • 採水・濾過・除菌・殺菌などの8工程がある。
  • この方法以外で製造されたものはミネラルウォーターではない。

【通常のミネラルウォーター】

  • 85度で30分以上加熱するか、それと同等以上の熱量を加えたもの
  • 生産性が良く安価で手に入れられる
  • 水の成分が変化してしまい原水よりも劣る

【非加熱水】

  • 加熱以外で殺菌する方法(オゾン殺菌や紫外線殺菌など)
  • コストがかかるため商品も割高
  • 生きた天然水のため健康にとても良い

安心安全で安いお水なら通常のミネラルウォーター、高額になりがちだけれど健康に良いお水がいいなら非加熱水、といったとこでしょうか。
「健康のためにミネラルウォーターを飲もう」そう思うのであれば、ぜひ非加熱水を試してみてくださいね。

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